贅沢

石神井公園にある銭湯、友の湯に行ってきた。なかなかいかつい見た目をしてるが、以前尾道で絶対地元の人(しかもだいぶ古株)しか行かないであろう銭湯をくぐり抜けた自分にはもはや怖いものはない。

 

平日22時ごろ、貸切くらいの気持ちで入ってみたが案外人がパラパラといる。体をささっと洗い入浴。肌がひりつく温度、痺れる。簡易的な水風呂もあったので交互浴を3ループほど。普通の銭湯かと思いきや存外風呂場は充実していた。サウナも併設されていたが追加料金ということで今回はなし。

 

芯から身体を温め脱衣所に。服を着るいつもなら鬱陶しいその所作も余熱が外気に溶けていく中ではむしろ心地いいルーティンのようだった。

 

ふと、小腹が空いてることに気づく。そういえば夕飯を食べていなかった。こんな日は日高屋の安いラーメンくらいが丁度良い気がする。レモンサワーとタンメンをすする。間違いない。

 

1500円で出来る贅沢に価値を見出してしまうと精一杯働く意味が分からなくなってくる。いや、働いてるからこそ1500円の贅沢が身にしみるのかも知れない。

 

そう思いこめた方が幸せに決まっている。